フレッツ光/Bフレッツが提供する固定IPアドレスとは?
NTTのフレッツ光やBフレッツは、PPPoEによるユーザー認証によって固定IPアドレスを提供するサービスを行っています。つまりocn固定IPアドレスの発行です。
この場合のPPPoEポート(動作モード)は、1~16個のIPアドレスを固定するタイプと、アンナンバード(unnumbered)のタイプの2通りで設定ができます。
この2つの設定には次のような違いがあります。
○IPアドレ固定は1、2、4、8、16個のアドレスが設定できます。IPアドレス変換機能があるプライベートIPアドレスとなります。
このプライベートIPアドレスとは、いわゆるローカルIPアドレスのことです。つまり、あらかじめ指定した端末をプライベートネットで囲い込んで、その囲われたネットワークの中だけで使用できるIPアドレスになります。オフィス内や家庭では、普通プライベートIPアドレスを使っています。
○アンナンバードは4、8、16個のアドレスが設定できます。IPアドレス変換機能はないですが、グローバルIPアドレスとして利用できます。家庭用として利用する場合に、ISPがブロバイダーから宛がわれたグローバルIPアドレスを確保し、利用者はISPから一時的にアドレスを割り当てられて利用する形になります。
なお、ネット上の重複を避けるために、IPアドレスは各ブロバイダーが厳重に管理しています。
現在では中小の企業でも固定IPアドレスの恩恵が簡単に受けられるようになりました。その主なメリットは4つです。
① ネット上であればどこからでもVPN(仮想閉域網)の構築が可能
② リモートコントロールのWEBカメラが設置できる
③ 社外・自宅外からPCや自社サーバーにアクセスできる
④ 自前でWEBサイトが展開できる
アクセスラインの用意が出来ないときでもWEBカメラが利用できるMVNOサービスのbsimがおすすめです。
なお、デメリットも知っておくと良いでしょう。固定IPで利用者も公表されます。その為にセキュリティソフトの強化を自前で行っていく必要があります。もちろんocn固定IPサービスでは、効果的なセキュリティ対策がなされていて、オプションでもセキュリティ強化が図れます。