NTTのocn固定IPはVPNでセキュリティ確保がセオリー!

NTTが提供するocn光フレッツ固定IPアドレスを安全に利用する場合は、そのセキュリティツールとしてVPNを導入するのが一般的です。

VPNとはインターネット上にプライベート空間を確保するためのシステムで、閉鎖的ネットワークを構築するためのツールです。これで固定IPアドレスに指定されたPC端末・携帯端末だけがネット上でリンクする形になり、第3者に情報が漏れるリスクを軽減させることができます。

例えば自宅にVPNサーバーを設定したとします。基本的に各自宅にはIPアドレスが割り当てられています。ここにVPN接続をしますと『固定IPアドレス』というカプセルが通信網を包む形になり、ネット接続中は全て固定IPアドレスによって交信可能になります。ocnには複数のipアドレス、例えば固定ipアドレスを8個取得することのできるプランもあります。

これは会社でも同様です。固定電話にVPNサーバーを設置して固定IPアドレスの設置が可能です。この方法ですと非常に低コストで社内ネットワークをグローバル規模に拡大することが可能です。つまり東京の本社と博多の支店がプライベートネット空間でつながるということです。もちろん情報漏れの心配がありません。高いセキュリティシステムで守られていますので、安心して重要資料のやり取りが可能になります。

VPNには大きく分けて2種類あります。インターネットVPNとクローズドVPNで、内容が異なっています。

○インターネットVPN
VPNのメリットは安全でリーズナブルなプライベートネットワークを確保できることです。もし専用回線を導入すればコストが非常に掛かりますが、この方法ならば手間ひまも掛からずコストの非常に低くて済みます。

また暗号化で通信しますので、送信速度も圧倒的に速くなり、仕事の効率化が図れます。ただしネット上のシステムですから、セキュリティには不安が残るのも確かです。

○クローズドVPN
インターネットを介さずに、より強固に隔離されたネットワークを構築してデータ送受信を行い、非常に安全性が高いとされています。ネット状況の影響を受け難いことから、安定的な高速通信が確保できます。

ただしネット上のシステムではないので、ネットを同時に利用できないのはデメリットです。


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